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人間椅子 / 未来浪漫派

陰陽座にハマってたらツイッターで人間椅子を紹介されて病気のようにハマりました。
人間椅子歴は2か月です、なんか最近は江戸川乱歩とか読み始めましたし、なんていうか好きなものに対しては神経質っていうのが自分にピッタリですねw
和嶋さんの『浪漫派宣言』での文章は素晴らしいですし、また新たなものをたくさん知ることができて嬉しい限りです。

因みにホラーだとか苦手で、一応理系です。
でも俺ももしかしたら、吐き気がするほど浪漫主義者なのかなと思う日々であります。





人間椅子 / 未来浪漫派 (2009)


未来浪漫派未来浪漫派
(2009/11/04)
人間椅子

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ベースの重さがハンパない。
「冥土喫茶」以外は全て和嶋慎治氏が作詞。
おどろおどろしいイメージは少なく、主に人間の内面、こころに触れる曲や詩が多いけどやはり人間椅子は人間椅子。
和嶋作曲、鈴木作曲、と交互にバランスよく置かれている中、人間椅子作曲で3人全員が歌う「秋の夜長のミステリー」やナカジマノブ氏の歌う「赤と黒」が絶妙な味を出していて飽きさせない。
何よりも歌詞と曲が見事に一致するところが天才的。
噛めば噛めば味が出るアルバム、所謂スルメアルバムってやつです。



01.太陽の没落
フリードリヒ・ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を題材にした曲。
ミドルテンポで和嶋氏の歌も中毒性がある。
後半最後の最後でちょっと疾走する。
アルバムの幕開けにふさわしい曲。

02.輝ける意思
鈴木氏らしいロックンロールなイントロから始まり、一層貫禄あるボーカルで背中を押してくれる詩を歌う。
苦悩、苦痛を乗り越えてこそ強くなり、喜びが生まれるというのは和嶋氏がよく描く歌詞であり、当たり前だとわかっているつもりのことを再認識させてくれる。
サビのメロディと歌い方がまた味があって良い。

03.浪漫派宣言
極端に重いベースラインがとてもカッコいい。
『ロマンティックに行こうぜぃ』というフレーズがどこか気恥ずかしくもあるけどそこがいい。
ギタリストである和嶋氏が『オッケーカモ~ンギッタアァ~』と叫んでギターソロが始まるところも面白い。

04.至福のロックンロール
どこかで聴いたような…とKISSなどを思い起こさせるメロディ。
「鉄格子黙示録」だの「賽の河原」だの「猟奇が街にやって来る」だの歌っていたバンドが『苦しみを喜びに変えるそうさ魔法のミュージック』『素晴らしい神様の贈り物』と歌うところに深みを感じる。
暗いことだって怖いことだって明るいことだって、ロックはポジティヴなものに変えてくれる、そう感じてた自分にとっては心に響く曲です。

05.愛の法則
ふんわりとした曲調とそこに乗るボーカルも明るい雰囲気でいいのだけど、『恋に恋に恋に落ちた』というフレーズで曲自体も泣き崩れるのがまた巧い。
どうしようもなく静かにのたうつ、恋の儚さ悲しさが伝わる曲。
たった一人の存在で悩み苦しみ引っ掻き回されてしまう恋の心情を見事に描いた名曲であり素晴らしい歌詞だと思う。

06.赤と黒
スタンダールの「赤と黒」より。
「愛の法則」からこの曲に持ってくるのがまた素晴らしい。
ドラマーのナカジマノブ氏が歌うこの楽曲は明るく疾走するロックンロール。
全力で歌うサビはノブ氏だからこそできる力強さ。

07.冥土喫茶
説明するまでもなくメイド喫茶をもじったギャグタイトル。
内容は鈴木氏の描く歌詞らしいおどろおどろしい風景をスラッシュメタル風の疾走感で唸り上げるここまでの曲とは一風変わったメタルナンバー。
ギターソロ前のテンポチェンジとサビの部分のデスメタリックなリフとツーバスが見事。

08.塔の中の男
狂気に陥ってしまった詩人フリードリヒ・ヘルダーリンについて歌った曲。
長尺だが、塔の寒く暗く寂しい様子を描いた曲調、素晴らしき遠い楽園を描いた明るい曲調、やさしさと哀しさに涙する温かい曲調、と飽きさせることのない曲展開。
これほどまでに歌詞とシンクロした二転三転する曲展開は天才ともいえる。
言葉の選び方も絶妙な名曲。

09.月下に捧ぐ舞踏曲
ダークで静かな曲の中で煽る鈴木氏のボーカルが妖しく哀しくカッコいい。
月を見ていてだんだんと狂っていくような後半の曲調が素晴らしい。

10.ヤマさん
ヤマさんという人物について歌った曲、詳しくは和嶋慎治氏の連載する浪漫派宣言を。
無垢で優しいヤマさんの存在を消すことはできないと、明るく送り出すという曲で、後半に行くにつれて悲壮感を増していき、それでも暗くはならせないという曲構成に聞き入ってしまう。
後半に挿入されるパートのバックで囁く『ア~チッチッチッチッチ』というフレーズの意味に気付いたときは涙腺が緩み鳥肌が立った。

11.秋の夜長のミステリー
まさにミステリーでシュールな歌詞を3人で明るく歌うのがまた不思議な楽曲。
いきなり『コーヒーカップに目玉がプカリ』と歌うのでびっくりする。
サブの部分をノブさんに歌わせたのは素晴らしいと思う。
ホラーなようなそれでも明るく切ない雰囲気が摩訶不思議。

12.ばっちり行きたい子守歌
鈴木氏の歌い方がとても似合い過ぎな明るくどこかかわいい曲。
のほほんと、渡る世間は辛いけど、なんとかなるさと日常を描く。
嫌なことがあっても、上手くいかなくても、グッと我慢でサッと布団にバッチグーグー子守唄。

13.深淵
最後の最後で人間椅子史上最長でありアルバムのキラーチューンである壮大な曲を持ってくる。
心を静めるアルペジオからつんざくようなザクザクとしたリフに入っていく。
このアルバムでも何度も描いてきた、苦しみがあり喜びがあるから味気なくない人生なんだと自分の心に落ちていき学んで行くという内容。
歌詞の通り、深淵へ落ちていく描写を演奏し、手探りで心の深淵を巡るパートはテンポを落とし、美しい景色に真理を気付かされる時はは壮大に、瞑想にふけるパートは静かに、現世へと戻ってくるパートは激しく演奏し、歌詞を見ずとも何について歌っているかはわかるであろう見事な表現。
「相剋の家」にも似た『あゝ私が生きているのは~』と歌うところのリフがとてもかっこいい。



初期のおどろおどろしさは少ないけれども人間椅子でしか描けない詩的でロマンティックな世界です。
あと、タワレコ初回限定で「悪魔と接吻」という曲が貰えたそうです。





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